瑞浪SLカートシリーズ |
第7戦 レポート |
2008.11.2 in 瑞浪レイクウェイ |
AM 晴れ/PM
晴れ 最高気温 13℃〜18℃ 湿度 59%〜45% |
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瑞浪SLシリーズのSSオープンクラスに出場しました。 |
JAFジュニア選手権東西統一戦の一週間後のこのSLレースに出ようと思った理由は1つ目に東西統 |
一戦の悔しさを晴らす為、もう1つは、来年FP−Jrで勝てるドライバーになる為に1戦でも多く実戦経験 |
を積むためです。 |
この瑞浪のSSクラスは、台数はFP−Jrほどではないですが、常にタイムが接近していて毎戦トップ集 |
団が激しく戦うレースをしています。僕と父はこのレースには「絶対勝つ」という気合で挑みました。この |
瑞浪レイクウェイは地元でホームコースですが、今年のJAFジュニア選手権にこのサーキットが含まれて |
いなかったので、ほとんど走っていませんでした。しかし、レース前日の練習ではすぐに走り方を思い出 |
し速いタイムも出せ、パッシングも普通に出来ましたが、瑞浪で大事なストレートスピードがいまいち伸び |
ていませんでした。ギア比を周りの速いドライバーと比べても特に違いませんでした。スリップに入ったと |
きに1コーナーから先でエンジンの音が急に変わり、カート半台以上離され、2コーナーで勝負出来ま |
せんでした。これは、キャブレターのセッティングが悪いと思い少しハイを調整したら良くなりスリップに入 |
った時に2コーナでパッシングできるほどではありませんでしたが楽についていけるようになりました。調 |
子よく前日を終えました。 |
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決勝日は東西統一戦の経験を生かすため、鈴鹿の時とは逆の作戦で公式練習とタイムトライアルを走 |
りました。公式練習ではタイヤ温存の為、3周走りすぐやめました。キャブセットもあまり悪くないことが確認 |
出来ました。しかし、タイムが悪すぎました。あまり走ってないといっても同じ3周目にベストを出したドライ |
バーがほとんどでした。原因は立ち上がりのホイールスピンが多く前に走ってないことでした。タイムトライ |
アルに向けリアのホイールハブを違う種類の物に変えました。 |
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タイムトライアルでは、鈴鹿で単独走行でアタックし、失敗したので早いドライバーの後ろからスタートし |
ました。ですが、セッティングの変更が当たり、前のドライバーにつまったので1人でアタックしました。しか |
しそのドライバーに逆にスリップを使わせてしまいました。時間があったら譲って僕もスリップを使おうと思 |
いましたが、残り時間はもうほとんど無く結局単独で出したタイムで4番手でした。4番手でも順位の入れ |
替わりが多いレースなので充分チャンスはありました。 |
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予選ヒートは何もセッティングは変更せずいきました。予選ヒートではローリングの遅さが気になりました。 |
FP−Jrの時はかぶらない程度のスピードでポールとセカンドのドライバーが上手に隊列を整えてくれて |
いましたが、今回のポールとセカンドは息がバラバラでした。かなりローリングスピードが遅く、一瞬エン |
ジンが切れました。すぐアクセルを踏み直したら吹き返したので良かったですが、本当に危ない瞬間で |
した。僕は、普段走行中にキャブをさわることは無いのですが、この時はハイを絞ってかぶらないように |
しました。ローリングは又乱れて3周もしました。しかも、スタート時には2番スタートのドライバーがかぶっ |
てしまったのか一気にスタートがでおくれました。そのせいで偶数列は、出遅れ僕は8番手まで順位を |
落としてしまいました。そして、前の集団から大きく遅れました。その後は気を取り直し追い上げていこうと |
したのですが、最初の3周だけストレートがかなり遅くもたついてしまいました。ローリングの時にハイを絞 |
ってスタートで開け直したときに、開けすぎていて遅れました。それに気づいて元に戻した後は、ガンガ |
ン攻めれました。確実に1台ずつ抜いていき離れたトップ集団を追いかけている時はファステストラップも |
出しました。全力で追いかけたものの、集団に追いついたところで予選ヒートが終わりました。結果は5位。 |
タイムトライアルの順位よりポジションを1つ落としましたが、速さも十分あり決勝はイン側スタートなので勝 |
ちにいける自信がありました。 |
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決勝ではローリングも予選のときより丁寧でした。キャブも触りましたが、予選の時の様に間違えず合わ |
せる事が出来ました。スタートでは今度こそきれいに決めたかったのに、今度はイン側の列が遅れて6番 |
手に落ちてしまい、4コーナーの手前で目前のカートにつまり、リアタイヤに当たって失速。結局9番手ま |
でポジションを落としてしまいました。しかしそこで気持ちを乱しませんでした。そこからすぐ、次のコーナ |
ーで抜き返し、次の周は2台抜き、その後毎周1台のペースで抜いていき3番手まで上がってきました。 |
こんなにスムーズに上がってこられたのは、1つ壁を突き破れた証です。今までの自分だったら、1周目で |
9番手まで落ちたところで焦り、集中力を乱して、追い上げれずレースが終わってしまうことになっていた |
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と思います。この時は、本当に集中出来ていました。抜く時はクリーンにかつタイムロスも最小限におさえ |
ていけました。3番手まできた後は勢いを保ったまま、次周にはトップまで上がりました。出来たらそこから |
逃げていきたかったのですが、当然そうはうまくいかず、トップ3台でバトルをしているうちに集団は5台に |
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増えていました。その時僕は、大事な残り周回数のことを忘れていました。レースに夢中になっていて、 |
ファイナルラップをトップで戻ってくる展開を考えていませんでした。今までFP−Jrの長い周回数のレー |
スをしていたのでSLレースの少ない周回数の感覚に切り替えが出来ていませんでした。そしてトップで、 |
残り2周に入ったときに、1コーナーで2番手に抜かれ、そこで大きなラインを取りすぎ一気に連なって |
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3台に抜かれ、4番手に転落。しかし残り周回数が少ないことに気づいてない僕は、まだ追い上げれる |
自信で焦らずいました。たとえ周回数に気づいていても焦らなかったと思います。その後、タコツボコー |
ナーで2番手がトップのインをさした時、そのチャンスを逃さず3番手と僕は連なり、先ほどのトップをイン |
に入らせないような走りをしました。しかし、相手は完全にインで立ち上がる僕のカートにワザとのように |
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当ててきて、タイヤが接触し失速してしまいました。その間トップ2台と離されました。僕は気を取りなおし |
挽回しようと思ったが、そこで残り1周しかないことに気づき厳しい状況で最終ラップの2コーナーで4番手 |
に抜かれました。クロスラインを狙って3〜4コーナーで並びかけましたが、5コーナーでブロックされ、続 |
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いてタコツボコーナーでもブロックされ、再度クロスラインを狙いましたが、後続が気になって十分にアウ |
トにふれず、並びかけるも差しきれず、インに寄せられた時に引いてしまい失速。さらに1台アウトからい |
かれ取り返すことなく、5位ゴールでした。本当に一瞬でレースが終わってしまったような気がして、ゴー |
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ル直後は頭が混乱していました。レース序盤はいつもと違う進化した自分がいましたが、最後は油断し |
て、勝てる組み立てが出来ませんでした。しかし、トップ5台で常にラップリーダーが変わる激しいバトル |
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今回のレースは、またも悔しい終わり方でしたが、東西統一戦の時まであった1つの壁を突き破れた部 |
分があって悔しいながらも、本当に気持ちよく思うところも有り、新しい自信も得ました。 |
来年FP−Jrで勝てるドライバーになるための一歩を踏み出せた思いです。これからも、もっと速さを追 |
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及し気持ちの強いドライバーになります。応援して下さった皆様、スポンサー様、ありがとうございました。 |
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KART KOZO RACING |
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