SL瑞浪第8戦レポート

2008. 12. 7 in 瑞浪レイクウェイ

 

            気温6℃〜9℃  湿度43%〜49%

 

 僕は、SSクラスに参加しました。参加台数24台で、実力のあるジュニアドライバーも多数参加していました。今回の僕の目標は、レース中に攻めてガンガンバトルしている時に冷静に判断して走ることでした。

 一週間前の石野サーキットで、冷静にかけひきすることだけに気を取られて、攻めてチャンスを作り出すことが出来ず2位という結果でした。

 

 前日の練習では、速いグループとほとんど同じタイムで明日のレースが接戦になることが予想されました。

 レース当日、朝からものすごい冷え込みでした。朝6時頃はマイナス5度。練習走行が始まった9時ころはマイナス2度という寒さで、路面温度もものすごく低かったです。

 

公式練習では、タイムトライアルでタイヤの一番グリップの高い部分を使おうと、3周走って皮むきを終えました。

 

 タイムトライアルでは、前日調子が良かったので自信があり、1番前でスタートして単独でアタックしました。しかし、セッティングを微妙に外していました。立ち上がりでオーバーステアになり、ホイルスピンが多く良いタイムが出ませんでした。最後の一周抜いてきた速いドライバーについて走り、タイムが上がりました。そして、トップからコンマ4秒落ちのタイムで12位でした。

 

 予選ヒートでは、どんなセッティングでいくか悩みました。僕はカートの動きから考えてリヤのロールを増やせばいいと思い、トレッドは変えず、ハブをショートにしました。スタートはアウトからでうまくイン側にポジションを取れず1つ順位を落としてしまいました。その後、集団をパスしていっているうちに1つ前の集団が逃げてしまっていたので、ガンガンとポジションを上げられませんでした。

 ファイナルラップに入って、決勝イン側スタートを決めたいと思ったので、その時点で狙える9番手をタコツボコーナーで抜いて、あとは9位でゴールしました。マシンは確実に

良くなっていて、戦えるスピードがありました。バトルしながらトップタイムからコンマ2秒遅れでした。もっと良いタイムを出せる自信がありました。

 

 決勝は路面温度が高くなったので、0.05エア圧を落として走りました。スタートはしっかり前についていき、ポジションを1つ上げました。序盤のペースがあまり良くなかったのですが、タイヤがしっかり温まってきたら、タイムが接近している集団をかき分けて進んでいきました。そして4番まで上がった時には、トップ3台は遠くに逃げていました。その時点で残り3周でした。全力で追いかけようとしましたが、5位のドライバーが絡んできたので4番手を取ることに集中しました。1度5番手に落ちましたが、ファイナルラップの2コーナーで入りました。その後のコーナーで抑え込む自信があったからです。5コーナーは抑えました。立ち上がりでぴったりついてきたので、次のタコツボコーナーで来ると思い、

少しブロックラインを取って、相手に小さなラインで入らせました。それで、相手はリヤを滑らしながら、無理に入ってきたので、狙いどおりクロスラインを取って4位でゴールしました。

 

ビデオでレースを振り返ってみて、序盤から中盤遅かった理由を探ってみると、2コーナーの走りが悪かったことに気づきました。進入の時にリヤを振って、滑らせて入っていました。

リヤを流していたので、立ち上がりでも遅かったです。前日に、リヤタイヤを横に使った方がグリップの低かった路面では速かったので、その走りを続けていました。基本の走りを崩していました。序盤にしっかり走らせていれば、もっと上位まで追い上げていけました。次回からすぐ直せるので修正します。今回良かったのは、バトルでパスして上がっていけたことです。冷静にどんどん上がっていきました。これも1つの進化でした。

応援して下さった皆様、スポンサー様、ありがとうございました。着実に進歩していきます。

これからも強くなり続けます。

 

KART KOZO RACING

林 周平