2009トヨタSLカートミーティング

つま恋シリーズ第1戦

2009,2,8 in つま恋

温度10℃〜15℃ 湿度39%〜18%                                                                                                

 

 2月8日に行われたSLつま恋シリーズ第1戦の結果を報告します。

 前日から天気は晴れていて、暖かい2日間でした。前日の練習では、エンジンのコシ上のナラシ走行から始まりました。ナラシが終わりに近づいた時に、エンジンに一度トラブルが起きて修復に時間を使うときがありましたが、しっかり走行できました。今までの1番良かったセットから走り始めましたが、なかなか思うようにタイムが上がっていきませんでした。マシンの動きがいまいちで午前中のベストは34秒5でした。

 午後からはいろいろ試しました。車高やタイヤのトレッド、ホイールハブを変更したりなど試行錯誤を繰り返しました。ですが、走っても走ってもタイムは変わらず、むしろ落ちていきました。最後は、35秒フラット位まで落ちました。手応えのないまま前日を終えました。トップよりコンマ8秒位遅れていました。ブレーキの戻りが遅い感じがするのでパーツを交換したら素早く戻るようになりました。たぶんこれが原因で中周りの区間が遅かったのだろうと思います。

 

 決勝当日は、気持ちを切り替えベストを尽くすことに集中しました。僕は2週間前の瑞浪のSL開幕戦で使用した、1レース落ちのタイヤで出場しました。

 朝の公式練習時間は、セッティングの確認に使いました。何種類かのセットを試しました。途中でチェーンが外れて止まってしまいましたが、もとからタイヤをあまり使いたくなかったので良かったです。タイムは前日より少し良くなっていました。

 

 タイムトライアルではセッティングを悩みましたが、僕が1番信じていたセットで勝負してみました。単独でアタックし続けました。34秒38までいき、4番手タイムでした。セッティングが当たり十分戦えるレベルまで速くなりました。トップは34秒16で1人飛びぬけたタイムでした。

 

 予選ヒートは10周でした。出来るだけトップ集団と絡んで、3番手以内を狙っていました。序盤に速く前に行こうと思っていました。スタートは、ポジションキープで1,2コーナーをぬけました。次の3コーナーで抜きにいきたかったのですが、行けず逆に後ろから抜かれ5番手に落ちました。意外と序盤のペースを上げれずなかなか抜き返しにいけませんでした。その間に集団が大きくなって、6番手につかれました。そして3周目の「Z」コーナーの立ち上がりで前に詰まった時に後ろのドライバーがすごい勢いで突っ込んできて、僕の前のドライバーまで突っ込んで行きスピンしました。

 突っ込んできた時に、クロスで抜く準備はしてたのですが、スピンされ左フロントタイヤが引っかかり僕もスピンしてしまいました。セル付きエンジンを使用していたのでルール上カートから降りれないので相手にカートを外してもらうのを待って再スタートしました。前とかなり離されていたので、タイヤを決勝まで温存する為走行をやめようかとも思いましたが、その後2台がクラッシュ、1台はチェーンを外しリタイア。運よくゴール時点で7番手になっていました。

 

    

決勝は、20周のレースでした。トップがぶっちぎってしまう前にベストを尽くして追い上げようとしました。スタートで渋滞がおきて、それにつまって1台抜かれましたがすぐ2コーナーで抜き返しポジションキープ。最終コーナーでも1台抜き1周目で6番手に上がりました。その間にトップ5台が離れてしまいましたが、4周目には追いつき4コーナーでしかけて5番手に上がりました。やっとトップ集団に入ったと思ったら、「Z」コーナーでトップと2番手が接触した弾みで僕の目の前で1台が失速していました。ぼくは、少しバランスを崩しましたがなんとか立て直しました。唯一トップを捕まえるチャンスだったのにここからトップに逃げられ始めてしまいました。僕は、また前と離れてしまいましたが追い上げていきました。6周目に「Z」コーナーで4番手に上がりました。そしてさらに離れていた3番手を追いかけました。12周目の3コーナーで抜きに行き3番手に上がりました。2番手は僕がレースの序盤に乗り上げたドライバーです。集中して追いついていき、16週目の3コーナーで抜きました。しかし次の周の1コーナーでスリップを使われ抜かれました。18周目にはもう1度ストレートで抜きました。

ファイナルラップでしかけてきました。4コーナーで抜かれ、「Z」コーナーでブロックラインを走られました。僕は、最終コーナーを狙っていきました。ぴったり「Z」コーナーを立ち上がり最終コーナーでインに飛び込み、後は押さえきり、2位でゴールしました。

 

今回は、前日の絶不調から立ち直って掴んだ2位でした。トップに逃げられてしまい2位となりましたが、展開次第では勝つことも出来ました。決勝中の走りを見るとまだまだ反省する点がありました。チャンスを逃しているところもありました。ですが、苦しい状況を何とかして2位を獲ったのは自信がつきました。この強さをさらに進化させて、もっとレースに強いドライバーを目指していきます。

スポンサー様、応援して下さった皆様、ありがとうございました。勝つことは出来ませんでしたが、得る物が多い2日間でした。もっと、速さ強さに磨きをかけ全日本FP−Jrで結果を残していきます。これからも、よろしくお願いします。

 

KART KOZO RACING

林 周平