SL瑞浪シリーズ 第2戦 レポート

2009.2.22 瑞浪レイクウェイ

気温 6℃〜12℃/湿度 30%〜48% 晴れのち曇り

 

 2月22日に行われたSL瑞浪シリーズ台2戦のレポートを報告します。

 今回も、レースの実戦経験を積むためにSLレースに出場しました。ベストを尽くし必ず勝つことが目標でした。

 

 前日の練習では、夜に降った雪のせいでウェット路面でした。天気は晴れていて、決勝日も晴れる予報だったので乾くのを待って午後から走行し始めました。しっかりとセッティングを出していき決勝に向けて準備ができました。

 

 決勝当日は朝から良い天気で路面も出来ていました。

 朝の公式練習では、丁寧にタイヤの皮むきをしていきました。タイムはあまり伸びず、トップからコンマ7秒遅れの10番手でしたが、焦ったりすることはありませんでした。タイヤのグリップが出てくるまでに時間がかかっていただけで、このセットでいけると信じていました。

 

 タイムトライアルでは、セッティングを変えずに挑みました。公式練習で速かったドライバーの後ろから走り始め、追いかけながら走りました。タイムトライアル前半はペースがあまりあがりませんでしたが、タイヤが温まってきた後半に一気にタイムが上がってきました。そして最後の1周で、抜群のタイミングでスリップを使って、トップタイムを出しました。結果を見ると、上位はかなりタイムが接近していました。トップ4台がコンマ1秒の中に入っていました。

 

 予選ヒートはあまり1番でいることにこだわらず、戦おうとしました。スタートした後はトップをキープしました。序盤はトップ3台が集団となってバトルを繰り返していました。途中でトップを逃してしまいました。そこで無駄に争うとトップを捕まえれなくなるので1度バトルをやめ、トップを追いかけていきました。そして追いついていくにつれて、トップ5台の集団が出来ました。その後は最後まで5台の争いでした。タイムは皆ほぼ同じで、誰も抜け出ませんでした。僕は一瞬の判断ミスで5番手まで落ちてしまい、ラストラップのS字コーナーで1台抜き返し4番手で予選ヒートを終えました。

 予選ヒートは自分らしいレースが出来ていませんでした。あるドライバーに翻弄され、警戒しすぎていたり、無駄に意地を張ってしまった時もありました。

 

 決勝は気持ちを切り替えて、いつもの自分を出し切ることに集中しました。スタートでは、イン側にポジションをとれず5番手に落ちました。その後はすぐに5台のトップ集団が出来て毎周のようにバトルが繰り広げられました。5人ともタイムはほぼ同じで、抜きに行かなければ、すぐ後ろからやられるという状況でした。僕は、ファイナルラップに3番手以内で入れば、チャンスがあると分かっているので、やられたらすぐやり返して、トップ3の中に常にいました。途中で1台コースアウトしてリタイアしたので4台の戦いになりました。そしてトップで残り2周に入りました。タコツボコーナーで2番手にいかれ、3番手にも行かれそうになりました。そこは押さえ込んで、相手の方はミスをしました。1,2番手と3,4番手と差が開きました。この状況になってすぐに「勝った」と思いました。

 ファイナルラップはトップと一騎打ちになりました。2コーナーは待ち、5コーナーでブロックラインのさらにインに入り、トップに立ちました。そして、タコツボコーナーで押さえ込んだ時、2番手のインに無理やり3番手が入ったので、2,3番手は失速、僕は最後は普通に走りきり優勝しました。

 

 今回は本当に接近戦の中、勝ちました。タイムトライアルから100分の数秒差の接近戦で必ずバトルで強いドライバーが勝つと分かっていました。予選ヒートでは自分のレースが出来ないまま終わりましたが、決勝ヒートでは、バトルが続く中、冷静にレースを組み立てていきました。常にトップ3台の中でバトルし続けることで、最後の1周の時に運をつかみ取り優勝できました。このレース内容は進化していることを証明することが出来、自信にもなりました。本当に良いレースでした。

 応援して下さった皆様、スポンサー様ありがとうございました。こうしてレースが出来ることを感謝して、これからもベストを尽くしていきます。僕は、結果でお返しするしかありません。全日本Jrで期待に応えられる結果を出す為、もっと速く、もっと強くなっていきます。

 あと1ヶ月後には全日本Jr開幕戦です。これからも応援、サポートよろしくお願いします。

 

KART KOZO RACING

林 周平