JAFジュニア選手権 第2戦 レポート

2009.4.25〜26 in 中山カートウェイ

気温14℃、湿度50%、天気 曇り時々小雨

 

 全日本JAFJr西地域第2戦のレースレポートを報告します。参加台数は21台でした。

 

 前日の練習は雨でした。午前中に強く雨が降って、夕方からはほとんど止んで路面が乾いていくという感じでした。今シーズンは中山カートウェイで2戦行われるので、雨の日のデータを取るために走りました。ウェット路面の走りは得意なので、毎セッショントップの速さでした。

 決勝当日は曇りの予報で、路面は乾いてドライのレースになると思ったので、午後からは走行しませんでした。

 

 決勝当日、朝は天気が良く太陽がでていました。一日中太陽が見え隠れする感じでした。雨は降らないと思っていたのですが、すごい小粒で路面に影響のない雨が降り続きました。後は、とても風が強く、気温も上がってこない天候でした。

 

 公式練習では、先週のゴムがすごい載っている路面で出したセッティングで走ったので、予想どおり良くありませんでした。タイムは、トップからコンマ5秒落ちでした。予想していたことだったので、全く焦りませんでした。

 

 タイムトライアルでは、公式練習で走って、マシンから感じたことを頼りにして、セッティングを大きく変更して挑みました。それが、当たって、気持ちよくアタックできました。結果は3番手でしたが、前にいたドライバーに詰まりながらだったので、単独だったらもっといけていたと思います。

 

 予選ヒートは、いつものレースの時とは違い、全日本JAFシリーズとは別の併催レースで、スケジュールがいっぱいでしたので、午後から行われました。予選ヒートが終わったら、KF2クラスの15周の予選ヒートを行って、すぐに僕たちJrの決勝が行われます。予選と、決勝の間は、20分ぐらいしかありません。それで、父から

「予選でマシンを壊したら、直す時間は無いでな。」

と、言われていました。

 予選ヒートは15周です。スタートして早めにトップに立ちました。その後にも何度かバトルがあって3番手になりました。僕は、スタート前に聞いた注意を守りすぎていました。スピード差があったのに、(僕の方が速い)前を抜きにいかないので、後ろから絡まれてトップ2台を逃してしまいました。後は、3番手をとることに集中して、3位ゴールしました。

 

 決勝ヒートのスタート前、気持ちを落ち着けて、冷静になることに集中していました。前回つま恋で行われた、開幕戦での反省を活かした行動です。開幕戦では、あまりにも自分の速さや強さを証明したくて、勝てたレースを自分で台無しにしてしまいました。今回は、

「全日本Jrだから…」という、特別な気合を入れず、

「SLレースと同じ。いつもの力を出し切ろう」と、力を出し切ることに集中しました。おかげで、気持ちはかなり冷静になっていました。

 ローリングスタートは、2周やり直しになりました。イン側の列の加速が速すぎたのです。そして3回目でスタートは切られましたが、トップのドライバーはミスをしました。加速が、かなり遅れてしまい、しかもアウト側の加速が良かったのです。僕がトップを押して加速した時には、手遅れでした。1コーナーでトップが2番手にアウトから抜かれて、インに寄せられ、危ない状況でした。僕は、トップが失速したところを2コーナーで抜くつもりでいました。ですが、いきなり後ろから、プッシングされ、バランスを崩しスピンしてコースアウトしました。運よく後続のカートには、当たらなかったので再スタート出来ました。それでも集団は、遠く離れていて残り30周を単独で最後尾を追いかけて、1台抜いて終わりました。結果は、18位。レース後失格者があり、最終結果は17位でした。

 

 今回は、正直何と言えばいいのか分かりません。タイムトライアル、予選ヒートまではまあまあ順調に進んでいたのですが、決勝では、何も出来ませんでした。反省する事といえば、予選ヒートです。我慢しすぎていました。

絶対に、マシンにダメージが残るような接触は避けたい…無理をしない…無難な心理で、

「3番でいいか」というレースをしてしまいました。むしろ、もっと戦って自分にどんどんバトル出来る力があることを周りに見せておけば、決勝で邪魔されにくいと思います。場合にもよりますが、今回は、1人で逃げ切れるようなレースじゃなかったのだから、いけるときに(1つでも上のポジション)いけば良かったです。僕が、どんどん動いてレースの流れを自分主導で引き起こしていれば、決勝でレースが出来ていたかもしれませんでした。

 

応援して下さった皆様、スポンサー様、また今回もいい結果を報告出来ませんでした。上位を掴み取る速さと自信があったのに、結果につなげられませんでした。期待に応えられずにすいませんでした。僕は、気持ちを切り替え、今シーズン最後まで諦めず戦い続けます。

本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

KART KOZO RACING

林 周平