SL瑞浪シリーズ 第4戦 レポート

2009.5.10 瑞浪レイクウェイ

天気晴れ 最高気温34℃ 湿度43〜28% 路面ドライ43℃

 

 今回のSSクラスの参加台数は20台でした。土曜日、日曜日と天気は晴れで、気温は30度を上回る暑さでした。

 

 土曜日から、SSクラスのデータ取りを始めました。普段FP−Jr仕様で走っていたので、12kgほど重いSSクラス仕様のマシンの動き方に最初は戸惑いました。ですが、すぐに

「これでいけるだろう」というセットを見つけて、走りも良い感じでした。ですが、タイムはあまり良くありませんでした。ストレートや、コーナーの立ち上がりのパワー感が悪かったです。速いドライバーに合わせてみて、コーナーは確実に自分の方が速いのに、立ち上がった後の次のコーナーまでのスピードの伸びで負けます。ストレートでも、スリップに入ってギリギリついていける程度でした。特に瑞浪レイクウェイのような中・高速レイアウトの長いコースではロスが大きかったです。コンマ3〜5秒トップから遅かったです。ただ、立ち上がりで遅れないように前にしっかりくっついていけば、バトルすることも出来ました。

 今回のレースの目的は、「自分の闘志を出し切って、周りのドライバーを従えてレースをする」

ことでした。最近がむしゃらな気持ちが無くなって、冷静になれるにつれて、僕は相手の後ろで待つことが、いつの間にか多くなっていました。「ここで、勝負すると遅れるから今は、前のマシンについていこう」と、思って走っているとFP−Jrの世界では、すぐうしろのドライバーにやられてしまい、結局自分が損をしながら走っていました。そして、周りから「周平はバトルに弱い」となめられていたと、実感しました。だから今回は、集団の中でバトルしていく時にとにかく前に進み続けて、相手にやり返されても、すぐやり返して、「前を追いかけるぞ」のサインを出し、意地でも従わせていきました。結果ではなく、冷静にそれが出来るかが大事でした。

 

 決勝当日、朝の公式練習は昨日のエンジンの不調感はあるものの、スペアエンジンは無いので、同じエンジンでいきました。結果は7番手タイムでした。シャシーのセットはまあまあ、合っていました。

 

 タイムトライアルでは、速い人のスリップを使おうとすると、迷惑そうにペースダウンをされてしまいました。単独では、全くダメでスリップを使いたいのに、周りと合わなくて何とか出したタイムは10番手でした。

 

 予選ヒートでは、10番手からの追い上げを楽しみにしていたぐらいの気持ちで挑みました。得意のオープニングラップでは、7番手まで順位を上げました。ですが、2周目、タコツボコーナー(9コーナー)で、3,4番手あたりで接触があり、1台スピンしました。ほととんどトップ集団は連なっていたので僕を含め後続が一気に、よけようとして失速しました。僕は、すぐ反応して動いたのですが、後ろのドライバーに押されて、前のカートに追突し、かなり失速しました。エンジンのパワーを取り戻す頃には18番手まで落ちました。そのあとは、集団がバラけていたので3台抜いて、15位でゴールしました。

 

 決勝ヒートでは、気を取り直し前に進み続けることに集中しました。しかしローリング中に、

最初の発進が遅れてポジション復帰している時に、運悪く僕に気づかずインに寄ってきた相手のブレーキングと、僕のアクセルオンが交錯し、相手に乗り上げてスピンしてしまいました。なんとか復帰したものの、最後尾につくことになり、そのままスタートが切られました。しかも、アクセルオン時に失速して出遅れてしまいました。そこから、追い上げを始めました。

 今回の目的どおり積極的に抜きに行きました。いつもなら、楽々トップ集団あたりまでいけるのですが、単独でなかなかタイムが出ない状態では大変でした。ストレートが遅いと、抜いたドライバーにも、スリップを使われて、ストレートで抜かれてしまいます。それでもコーナーでは後ろを突き放せるので、なんとか前を追い続けました。ファイナルラップでやっと第2集団に追いつき、バトルを仕掛けていきました。そして、最終的に10位ゴールでした。

 

 今回は、最後まで諦めず戦いきれました。悔いはありません。収穫は、闘志を出し切り最後尾からですが、全力でバトルを出来たことです。今までの僕に足りなかったことを得ました。

 全日本Jrで速さがあったのにも関わらず、結果が残せなかったのは、周りになめられたのも原因のひとつでした。これからの練習、レースでは速さ強さをアピールしていくことで、もっと上にいきます。

 本当に応援して下さった皆様ありがとうございました。皆様のおかげでレースが出来ているという事を忘れず、これからも進化していきます。よろしくお願いします。

 

KART KOZO RACING

林 周平