JAFジュニア選手権 第5戦 レポート

2009.8.22〜23 in 琵琶湖スポーツランド

天気 曇りのち晴れ  路面 ドライ 44℃

気温 2833℃  湿度 4355

 

 全日本Jr西地域第5戦のレポートをお伝えします。今回の目標は、着実にレースをまとめ、表彰台に登ることでした。

 

 金曜日から日曜日までの天気予報は晴れでした。暑い中のレースになると思って挑みました。サーキットへは金曜日に入りました。かなりの台数がいて、路面はかなり良い状態でデータ取りできました。調子は良く、2番手以降をコンマ2秒以上引き離す速さがありました。

 

 土曜日は、夜の間に降った雨のせいで、全4セッション中最初の2セッションは路面が濡れていました。お昼ごろには晴れて、残り2セッションは路面が乾いていました。ですが、雨が降って、皆がレインタイヤで走ったので、金曜日より路面の状態は悪くなっていました。ドライ路面だった残り2セッションでレンタルエンジン2基をテストして、レースに使う物を決めました。トップタイムだったとは思いますが、金曜日よりも、差が詰まっていて混戦模様でした。

 

 土曜日の夕方から夜にかけて雨が降っていましたが、決勝当日は朝から晴れていて、路面は乾いていました。

 

 公式練習は、マシンや路面の状態を確かめました。最初5周走ってピットに戻り、エア圧を合わせました。そしてまた3周くらい走って終えました。前日の夜の雨のせいで、路面は変化していました。少しグリップが落ちていて、マシンのセットもずれていました。

 

 タイムトライアルは、リアトレッドを少し変更して挑みました。ダミーグリッドには前の方にカートを並べ、走り始めました。前に1台いて、それを追いかけながら全力で走りました。マシンセットの変更は当たり、調子は良かったです。しかし、ベストラップが出ると言う周に前でバトルが起こり、それに詰まって台無しになってしまいました。その2台を抜いた後は、単独でアタックしました。最終的に、単独でベストタイムを出し、6番手でした。

 

 予選ヒートでは、路面の状態が良くなりつつあるので、タイムトライアルで変えたセットを元に戻すか悩みました。ですが、「まだ大丈夫」と僕は判断して、変更無しで挑みました。スタートではイン側が遅れ、4番手に上がりました。その後の2,3コーナーで3番に上がりました。しかし、この後なかなかペースが上がりませんでした。2周目に1台抜かれて4番手に落ちました。その後は、後ろで我慢してついていきました。5周目に前でバトルが起きて、それについていき3番手に上がりました。そして、6周目の8コーナーで2番手を抜きにいきましたが、最終コーナーでクロスラインを取られて、抜き返されました。さらに連結して抜かれ、5番手まで順位を落としました。その後もついていきましたが、ペースが上がらず、チャンスが来ませんでした。5番ゴールでした。

 

 決勝ヒートではリアトレッドを元に戻して挑みました。スタートでは出遅れてしまい、後ろのドライバーにバトルを仕掛けられてしまいましたが、何とか順位を取り戻し、1周目は5番手で戻ってきました。しかし、1周目の6コーナーで混乱が起きていたせいで、トップ5台は集団ではなくなりました。しかし、マシンのセットを戻したので、僕のペースは上がっていきました。3番手争いに加わって4番にあがりましたが、相手はすぐ抜き返してきました。レース序盤にバトルしすぎると、前のドライバーに逃げられてしまい、もっと順位を上げるチャンスを失ってしまいます。そこで僕は1周待ちました。ですが、相手のペースは上がってきませんでした。もう一度抜きにいって、「前を追いかけるぞ」とサインを出しました。それにも関わらず、相手は後ろからぶつけて抜いてきました。この調子でバトルを続けてしまうと、どんどんトップ3台に逃げられてしまい、後続に追いつかれる可能性がありました。そこで、僕は気持ちを切り替えて、後ろでずっと我慢していきました。途中、2,3番手がバトルして追いつきかけましたが、その後はじわじわ離れていき、完全にチャンスを失いました。ファイナルラップに前にいたドライバーを2コーナーで抜き、残りのコーナーを押さえ込んで4位ゴールでした。

 

 今回のレースはとても良い経験になったと思います。結果から言えば、失敗だったのかも知れませんが、自分の気持を抑えて後ろで我慢して走ったことも、考えて判断してことです。レースの展開は読めないものです。悔いはありません。しかし、このような展開になる前にやれることはあったと思います。予選ヒートで路面の状況を読みきれず、セットをミスしたことです。それで、力を発揮しきれずに、5位でゴールすることになってしまいました。もっと良いポジションで帰ってくれば、決勝の展開も全く違う物になったと思います。それと、決勝のスタートです。最終コーナーでのアクセルオンのタイミングや、ライン取りをもっと気をつけておくべきでした。それだけでも、かなり前半の流れは変わったと思います。スタート直後、1周目の6コーナーを1〜2位、悪くても3位で通過できなかったことが、大きな敗因となってしまいました。

まだまだレースを着実にまとめていく正確さが足りません。ベストな判断をしながら、スタートからゴールまでをまとめていく事がこれからの課題です。

 

 応援して下さった皆様、スポンサー様、今回も本当にありがとうございました。僕はまた次のレースに向かって全力で進化を続けていきます。10月にある全日本Jr東西統一戦では今年経験してきたことの集大成を出し切ります。絶対に諦めず、戦い続けていきます。これからもよろしくお願いします。

 

 

KART KOZO RACING

林 周平